東京造形大学テキスタイルデザイン専攻の学生と山梨ハタオリ産地による産学商品開発企画です。既成概念にとらわれないものづくりをテーマに、テキスタイルデザイナー鈴木マサル氏の監修のもと2009年にスタートしました。プロジェクトからは数多くの新商品が生まれ、それをきっかけに産地内にファクトリーブランドも生まれました。東京造形大学のプロジェクト卒業生の中には、コラボレーションをしたハタヤさんに就職する学生も出てきており、山梨ハタオリ産地の中でも注目の企画です。

2018.09.28

2018年10月6-7日、フジヤマテキスタイルプロジェクト10周年回顧展「ハタオリ大学展」開催!


2018年10月6日(土)・7日(日) 10:00〜16:00、山梨ハタオリ産地(富士吉田市・西桂町)で今年もハタオリマチフェステバルが開催されます!

1000年以上続く織物産地である山梨ハタオリ産地は、多品種の生地を作ることができる珍しい産地で、近年多くのファクトリーブランドが産地から生地製品を発信しています。ハタオリマチフェスティバルはそんな織機の音が鳴り響く織物工場や、かつて工場で働いていた人が通っていた趣のある飲み屋街で開催される秋のおまつりです。

今年のハタフェス目玉の1つは、何と言っても「ハタオリ大学展」!

今年は山梨ハタオリ産地にとって節目の年。今でこそ自社でファクトリーブランドを展開している機屋さんが多くありますが、10年以上前までは問屋の要望をそのまま作る、いわゆるOEM生産という取引形態が長く続いたことでメーカーとしての提案力、発信力を失いつつありました。この閉塞した状況を変えなければならないという機屋さん達の強い気持ちから生み出されたのが、東京造形大学テキスタイル専攻の学生と機屋さんとで生地製品を作る産学コラボ事業「フジヤマテキスタイルプロジェクト」。 

既成概念にとらわれていない学生の感性に触れることで、産地の中に新しいクリエーションを生み出そうとする機屋さんと、機械織機など見たことも無い、初めての経験だらけの学生による悪戦苦闘の日々。織物産地復興の起爆剤となった産学プロジェクトがどのようにして始まり、どのように進化していっ たのか。試行錯誤の10 年間を振り返る回顧展を開催します。

「ハタオリ大学展」では、過去10年間で学生と機屋さんが作った作品を一挙に集め、アーカイブ展を開催します。さらに東京造形大学を卒業生のテキスタイルブランドも出展予定!過去にコラボした機屋さんとのトークショーも2日間に渡り繰り広げられます!

ハタオリ大学大賞が決定!

さらにさらに!!なんと、富士吉田市長・富士吉田商工会議所会頭・山梨県絹人繊織物工業組合 理事長賞がお越しになり、フジヤマテキスタイルプロジェクトに関わった総勢48名の学生・卒業生の10年分の作品の中から、それぞれ「富士吉田市長賞」「富士吉田商工会議所会頭賞」「山梨県絹人繊織物工業組合 理事長」「ハタオリ大学大賞」が選ばれ、10月6日(土)に授与式が行われます。

《ハタオリ大学大賞 授与式》
10月6日(土)16:00〜 ハタオリ大学賞発表 授与式

会場:フコク生命(ハタオリ大学展前)
住所:山梨県 富士吉田市 下吉田2-1-26

◇ハタオリ大学大賞
◇富士吉田市長賞
◇富士吉田商工会議所会頭賞
◇山梨県絹人繊織物工業組合 理事長賞

そして授与式の後は、マリメッコやカンペールといった世界的ブランドのデザインを手掛けなが ら、東京造形大学デザイン学科テキスタイルデザイン専攻領域教授として、 本プロジェクトを指導してきた鈴木マサル先生も登壇予定!

テキスタイルデザイナー鈴木マサルさん

当日は、鈴木マサル先生監修の元制作された「ハタオリ大学BOOK」も配布します。学生コラボ10年分の軌跡と、学生コラボから派生した工場の取り組みや卒業生のその後をご紹介しています。これを読めば、山梨ハタオリ産地が盛り上がっている秘密がわかるはず!

是非、富士吉田を堪能しにいらしてくださいね!

〈ハタオリ大学トーク!〉
会場:フコク生命(ハタオリ大学展前)
住所:山梨県 富士吉田市 下吉田2-1-26

2018年10月6日(土)  司会:鈴木マサル
10:30-11:30 gochisou坂本あこ×舟久保織物 舟久保勝
11:30-12:30 kichijitsu井上 綾×光織物 加々美琢也
14:30-15:30 井野若菜(炭酸デザイン室)×舟久保織物
16:00-   ハタオリ大学賞 授与式
            鈴木マサル×シケンジョ五十嵐哲也
18:00〜 鈴木マサル サイン会

2018年間10月7日(日)  司会:高須賀活良
10:30-11:30 YUMI YOSHIMOTO×武藤圭亮
11:30-12:30 井上美里×槙田商店 田村 知恵巳
14:30-15:30 高須賀活良×田辺織物 田辺 丈人

〈ハタオリ大学展〉
期間:2018年10月6・7日 10:00〜16:00
場所:吉田の蔵ブラザーズ
住所:山梨県富士吉田市下吉田2-1-25
入場無料 Facebookイベントページはこちら

参加企業:アクス株式会社、有限会社オサカベ、株式会社オヤマダ、有限会社田辺織物、株式会社槙田商店、宮下織物株式会社、武藤株式会社、光織物株式会社、富士ファブリック株式会社、舟久保織物、渡辺明彦織物、有限会社渡小織物、WATANABE TEXTILE
主催:フジヤマテキスタイルプロジェクト(東京造形大学×山梨ハタオリ産地)
監修:鈴木マサル Masaru Suzuki
企画 運営:ハタオリマチのハタ印 総合ディレクター 高須賀活良 株式会社トリッキー
協力:山梨県産業技術センター 富士技術支援センター 山梨県絹人繊織物工業組合 富士吉田織物協同組合 西桂織物工業協同組合 ハタオリマチのハタ印


この記事を書いた人



  • 富士山テキスタイルプロジェクト

    東京造形大学テキスタイルデザイン専攻の学生と山梨ハタオリ産地による産学商品開発企画です。既成概念にとらわれないものづくりをテーマに、テキスタイルデザイナー鈴木マサル氏の監修のもと2009年にスタート。このプロジェクトで数多くの新商品が生まれ、ファクトリーブランドも誕生。ハタヤに就職する学生も出ている注目の企画です。

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