ハタオリの音の聞こえる未来都市を目指して
山梨ハタオリ産地は、1000年以上変わらずハタオリの音が鳴り響いている産地です。富士山に囲まれた驚くほど美しい自然、思わずシャッターを切りたくなる街並み、そして新しくモノが生まれるハタオリマチをより良い形で100年後に繋ぐため『ハタオリマチのハタ印』は2016年に始動しました。
それ以来、織物工場や織物準備工程の職人さんを中心に、行政や組合、地域住民から異業種、地域おこし協力隊や高校生までもが会議に参加し、様々な問題を解決するためのプロジェクトが生まれてきました。ファクトリーショップオープンをはじめ、ハタオリマチフェスティバル、職人さんと出会えるマッチングイベント、ハタヤさんの元で織物を学べるインターン企画や、高校生がハタオリを学び発表する機会の提供など、閉鎖されていた産地の入口を開放し、多くのプレイヤーが活躍できる場を生み出してきました。
マチにもより活気が満ち溢れてほしいと願い、ハタオリで栄えた飲屋街である新世界に人々が集う企画や、アートインレジデンスやゲストハウスと連携した企画が生まれました。みんなの活動一つ一つが積み上がり、今このマチには、段々と活気が戻ってきているように感じます。「今、最も盛り上がっている織物産地」とメディアで紹介していただけるほど、近年では注目を集めるようになってきました。
新しいことにチャレンジできるマチ
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織物工場を見学している様子
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東京造形大学テキスタイルデザイン学科と織物工場との学生コラボで生まれた商品
開かれたこのマチにはチャレンジする人々が集い、クリエイターやプランナー、シェフや歌手までもが、このマチでの暮らしを楽しんでいます。プロジェクトから5年が経過した2021年は、産地のイメージをより開放するために、ハタオリマチを「知りたい」「行きたい」「住みたい」「注文したい」ヒトがアクセスしやすい入口をご用意しました。
ハタオリマチのハタ印は、ハタオリマチのすべてがわかる総合WEBメディアです。これからも、産地における情報のプラットフォームを目指して、発信を続けていきます。
未来の暮らし方、働き方をさがす方へ
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学生から行政、一般市民まで、産地を盛り上げようと奮闘する老若男女が集うハタオリマチBBQの様子
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第3土曜日は織物直営工場がオープンしており個性豊かな織物職人さんと出会うことが出来ます
このマチは、何かが生まれる気配で満ち溢れています。面白いアイデアがあれば、それを応援するメンバーも沢山います。興味のあるヒトは、好きな入口をまずは覗いてみてください。
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織物に使われる糸を染色工場で染める様子
「イトとヒトがいきかうマチづくり」
あなたもハタ印を掲げてこのマチを楽しんでみませんか?
未来を見据えて取り組むべき活動は尽きることがありません。私たちは、何十世代もの祖先たちが脈々と繋げてくれたハタオリマチをより良い形で次の世代に繋ぐため、富士吉田市・西桂町全体で新たな挑戦に取組み、その意思の印として「ハタ印」をかかげています。