光織物有限会社と井上綾による
富士吉田発のテキスタイルプロダクトブランドkichijitsuが
できるまでとこれからのお話。
④産地初上陸
はてさて。
緊張の初顔合わせを終えて、話し合いや連絡をそれぞれ進め、方向性を決め、
色々準備を進めたところで…。
学生、産地初上陸。からの発会式。
泊りがけで行うプレゼンと産地見学はハードでありつつも楽しい思い出。
ここから何回も富士吉田に通う一年が始まるのです。
そんなプレゼンの様子をちょっとご紹介。
鈴木マサル先生とトークをする感じで行われる緊張感ありつつ、
先生が学生の良さを引き出してくれる合いの手(助け舟)を入れる感じで進行。
田辺織物×高須賀活良
今では富士吉田の有名人。ハタ印や産地のディレクションも行う高須賀さんも実は同じ時期にプロジェクトに参加していました。
舟久保織物×井野若菜
独特の世界観のテキスタイルでシュワっと魅了する炭酸デザイン室の井野さんも実は同期。
当時は学生でしたがもうすでにみなさん世界観がおありで。
この二人の現在の活躍は言わずもがな。
ずっと活躍している二人は私の中でずっと勝手に支えになっていて、自分も頑張ろうって思えます。
話がそれた!
そして私、、
井上綾×光織物有限会社
今よりだいぶおどろおどろしいデザインで元気にプレゼン。
光織物さんからいただいたテーマ「和」と「エコバッグ」から
めでたいバッグを提案しました。
(プレゼンで使ったボードです)
この頃から昔からの吉祥文様などをデザインソースに使うことは変わってませんね。
しかし、気になるのが…
素材…。
話し合いを経て、用意してきた素材は…。
金魚紐と呼ばれるビニール紐。
主にお祭りの金魚すくいで金魚入れてもらうあの袋についているアレです。
これを緯糸にしてビニールバッグを作りたい!!!!!!!!
次回に続く。
果たして金魚紐は織れるのか。
ハタヤさんに行って相談だ!
今の私ならこんなわけのわからない無茶はしません。
学生の柔軟な発想から新しい商品を…とは言いますがこれはなかなか。
富士吉田のハタヤさんの懐の深さには頭があがりません。