経密度が細かい組織や柄の紋紙を製造
有限会社サカタ
有限会社サカタの坪さんは、紋紙の製造を専門としている紋切業を営んでいます。昭和25年に創業し、先代が八王子市で起業したのち西桂町に移住。現在は、主にネクタイ生地のような経密度が細かい組織や柄が主張される織物の紋紙を作っており、座布団用のデータなども作成しています。
紋紙とは、ジャカード織機で織物を製織する際、幅約6~7㎝、長さ約45㎝くらいの段ボールのような厚紙に穴をあけてデザインをデータ化した紙のことです。ジャカード織物では、経糸を一本一本操って複雑な模様を織り上げます。紋紙の穴が開いてる場合、経糸を操り人形のように自在に動かすための糸(通じ糸/つうじいと)が上がるので、緯糸が通る仕組みになっています。現在、紋紙での生産量は全体の2割程度ですが、紋紙を使って製造するジャカード織機にとって紋切業はなくてはならない存在です。
紋紙はデザインデータの図案をスキャナーで読み込み制作していきます。紙ベースやPhotoshopでのデータでも対応可能です。決まっている場合は組織の指定(おまかせも可)、リピート、ローポイント等を指定してご注文ください。また、金額は紋紙の枚数によって決まっていますので、お問い合わせください。
住所: 山梨県南都留郡西桂町倉見279-1
電話: 0555-25-3204