「私のハタオリマチ日記展」開催レポート
1000年以上続く織物の産地「ハタオリマチ」で繰り広げられる、RIHO、SACHI、AOIの物語をイラストと文章で綴ってきた「私のハタオリマチ日記」。等身大の女の子たちがこのマチに辿り着き、文化や人との出会いを通した甘酸っぱい風景を3年間に渡ってお届けしてきましたが、この度ハタオリマチフェスティバルに合わせてイラストの展覧会「私のハタオリマチ日記展」を開催し、無事終了しました。
開催場所になったKURA HOUSEさんは、3階建ての歴史ある蔵です。まずは3階から見ていきましょう。この階では、3年間mameさんが描いてくれた9点の作品を特別額装したもの、そして、mameさんがこの展示のために描き下ろしてくださった3点の水彩の作品が展示されました。
ひとつひとつの作品には物語があり、それを辿りながら3人の歴史を振り返ります。
このM-2の前で立っているAOIは、同じシチュエーションで写真を撮影してくれた方もいらっしゃったりして、とても思い出深い作品です。
私のハタオリマチ日記 1st seasonへ
八王子にある刺繍工場株式会社ユーエスさんでつくっていただいたAOIちゃんのワッペンも大人気でした。
これはSACHIが旦那さんとハタフェスの様子をえがいてもらった作品。実際、ハタフェスの日にこの展示が出来て同じ風景を見ることが出来ました。
私のハタオリマチ日記 2nd seasonへ
そしてこの3点が、この展示のためにmameさんが描き下ろしてくださった作品。RIHO,SACHI、AOIの3人がかわいい部屋着でくつろいでいる姿。みんな纏っているお洋服や、小物がかわいいテキスタイルで出来ているものばかりで、テキスタイル好きとしてもたまらない作品です。1年目のSACHIは東京に住んでいたのに、すっかり富士吉田の暮らしに馴染んで干し柿をつくっている、、!そんな想いを馳せながら見ていました。
そして2階は3年間の作品に登場する、ハタオリマチのグッズを展示しました。実は、作品と見比べるといろいろなところにハタオリグッズが描かれていたんです。これも最終年だからこそできたこと。
そして1階には、この展示のフライヤーにもなっている3年目のAOIのイラストに描かれている写真展の様子。これまで、実際に撮影したハタオリマチの風景です。
ハタオリマチの人も、(そして全国のハタオリに関する皆さんにも)みんなが知っている!黒板アーティストである黒板当番さんもこの企画の重要人物です。3年間の3人の女の子の物語を一緒に考え、巡った仲間なのです。この展示にあわせてサイン黒板も描いてくださいました。
そしてKURA HOUSEのお隣りにある蔵の台所さんでは、イベント限定のmameさんコラボメニューとして、シェフが実際旅したときに出会った味を再現するために何度も何度も試作をした美味しいメニューを提供してくださいました。素材の味を感じることが出来る優しい味わいで、最高に美味しかったです。購入したときについてくるシールをきれいに剥がして、スマホや、ノートに貼っている人多数!私達はすべてのメニューをコンプリートして、シールをコレクションしちゃいました。
3日間限定の展示でしたが、全国各地から本当に多くのお客様にお越しいただきました。中には涙を流して喜んでくださる方や、展示をじっくり見てくださったからこその激励のお言葉をいただいたり、「この会場は愛に溢れている!!」なんて驚くような感想をいただき感動しました。展示販売に慣れない私達スタッフにも、お客様がどたなもとても優しくしてくださり、、私達もとてもとても幸せで、楽しい展示となりました。mameさんにもお越しいただき、お客様にサインや似顔絵を描いていただきました。mameさんのその優しいお人柄に、惚れ惚れする場面ばかりで本当にご一緒できて良かった、心の底から大ファンです!!と終始ずっと感じていました。
一生の宝ものになる展示を開催できたこと心より感謝申し上げます。
会場写真
Yujiro Ichioka