富士吉田市内で織物を学ぶ授業が行われました。
ハタオリ学が完成したので、山梨県立吉田高等学校にて富士山学の授業の中で「織物」のお話をさせていただきました!
富士山学は、地域に関する課題を解決する「地域探究」のために地域に関するインプットを深めた上で地域課題や地域の魅力を再発見し、これからの活動に活かすの学びの授業です。富士吉田市のまちづくりや富士山火山対策、子育てや医療福祉、スポーツなど、さまざまなテーマの中に、今年から地場産業でもあり1000年以上地域で続いてきた「織物」についてを学ぶ時間を取り入れていただきました。
授業では、高校生たちが知っている富士吉田市の織物についての情報をシェアし、この地場産業である織物を次世代へ伝えるためにどんな取り組みを実施するかについてのアイデアを出し合いました。今回は、ハタオリ学をクラスごとに閲覧してもらったり、実際の織物について触れながら考えを深めてもらいました。
「富士山学」は、地域の大人が様々な話をしに来る刺激的な授業ですが、今回は渡小織物の渡辺太郎さんとハタ印ディレクターの高須賀活良さんがお話をさせていただきました。 授業の後半では体育館に移動して、地場産業を盛り上げるために現在取り組んでいることについてのお話をさせていただいた後、各クラスから「富士吉田市の織物を次世代に伝えるための取り組み」についての発表をしていただきました。
県外の人を呼び込む企画や、新生児やお母さん世代に織物の魅力を伝えるアイデア、小中高生がより良い生活を送るための生活の一部に織物が使わるようなアイデアや、伝統が受け継がれていくことを意識したアイデアなど、すぐにでも採用したい着眼点の良い魅力的なアイデアがたくさん出てきました。
これだけの短時間で、しっかりアイデアをまとめて発表できるなんて本当にすごい!そして、なによりプレゼンテーションがみなさんとっても上手で、講師陣がとても驚いていました。山梨県立吉田高等学校、そして特定非営利活動法人かえる舎のみなさん、貴重なお時間をいただきありがとうございました!
ハタオリ学は、富士吉田市内の小中高校の図書館に数十冊ずつ進呈させていただいているほか、富士吉田市内の図書館や公共施設でご覧いただくことができます。是非、夏休みの課題などで参考にしてみてくださいね。
写真:渡邊栞菜(特定非営利活動法人かえる舎)・毛利朋子