染めて長く愛す、老舗染め屋の挑戦。クラファン開始!
1970年創業の染色加工業者である❝丸幸産業❞が、染め屋発のファッションブランド「ROUND HAPPY」プロジェクトを始動しました。地元山梨県富士吉田周辺で見ることのできる豊かな自然美をモチーフとしたアイテムを展開しています。
今回、ファッションブランド始動に伴い、ブランドの周知とその良さを発信をしてくれる仲間(アンバサダー)を増やしたいという思いから、記念すべき1stコレクションを「Makuake」にて限定で先行販売する、クラウドファンディングがスタートしました。身の回りにある着なくなってしまった衣服を見直して欲しいという思いから黒染め直しチケットも販売されています。
「形の残る作品」を作りたい
プロジェクトを動かすのは、丸幸産業株式会社の4代目堀内洋平さん。ブランドを立ち上げるきっかけとなったのは、父であり3代目で今もなお染め職人として工場の最前線で活動する、社長の堀内茂利さんの思いを受け継いでとのこと。勤続40年を超える社長には入社当時から描いていた「夢」があり、それは自分達が長い年月をかけて培った染色技術を活かした「形の残る作品」を作るということ。
丸幸産業では、製品や生地のOEMでの受注生産をメインに、アパレル製品の一部の加工を委託する形で染色加工業が行われています。そのため、会社の技術や名前が外に出ることはありません。
「プロダクトとして技術を形に残し、会社が評価されるならば職人名利に尽きる。」
社長の思いを息子である堀内洋平さんが受け継ぎ、プロジェクトが始動しました。
富士吉田の澄んだ美しい色を写す服とリウェア
「ROUND HAPPY」の魅力は色を主体とした染色屋ならではのブランド作りにあります。モチーフである地元の自然を表現するため下記6色を今回のラインナップにおける「色の起点」とされています。
こちらは色をどのように合わせても綺麗に映えるよう計算されており、時間・天気・季節によって普遍的な組み合わせが日々広がっている、そんな自然の絶え間ない瞬間の1ページを切り取るように、「ROUND HAPPY」では自分の好きな色を組み合わせて着用することができます。
この抽象的で繊細な色合いを表現することを可能にしているのが、丸幸産業の染色技術の強みである色の「再現性」です。富士山の伏流水という「資源」と、創業当初から使用している色の測定方法を利用した「伝統」。この二つを駆使した染色方法が「ROUND HAPPY」で求める自然の表現を可能にしています。
また「ROUND HAPPY」では購入した商品を愛し、着用していただきたいという思いから「黒染め直し」をして二度楽しむ「BLACK SERVICE」を展開されています。
「ROUND HAPPY」の商品は職人が魂を込めて1枚ずつ丁寧に染め上げた「作品」でもあります。その作品を着れなくなってしまったらといって捨ててしまうのは勿体無い。染め屋で作った商品は染め屋で染め直します。「カラーリングを楽しんだ後は黒染めしてリウェアする。」というアパレルとしての新たな形をブランドを通じて提案されています。
親子で叶える、染め加工業者である丸幸産業の夢であり新たな挑戦が、これからのファッション業界に新しい循環を生み出すことを心から願っています。
みなさんもこちらのサイトからご支援の程よろしくお願いします!
プロジェクト開催期間:2023年3月12日~4月29日
サイトURL
丸幸産業株式会社
〒403-0001 山梨県富士吉田市上暮地2222-1
TEL:0555-23-5562