織物のことならまず相談
山崎織物株式会社
「『デザインできたけど、織れるハタヤがいない!』って相談を受けたことがあって。話を聞いたら織物の構造で形状を作る相談だった。デザインを織物にする設計はハタヤ。織れるかどうかはハタヤの腕次第なんだよ。」と語る山崎さん。その織物は山崎さんご自身で設計して、無事高級ブランドから製品化されたそうです。長い時は開発に半年ほどかけ、撚糸から対応するなど糸の開発からスタートすることもあるのだとか!両側二重織り等複雑な設計もこなします。そんな複雑な織物も得意とする山崎さんですが、専門は先染めのネクタイ。技術があるので精度の高い製品が生み出せるそうです。あり糸も数百種類あるので、スピーディーな対応が可能。織幅がある150cm幅のシルクとポリエステルが常に稼働しているので、服地用の織物をすぐ対応してもらえるのも嬉しいですね。山崎織物は、絢爛豪華な甲斐絹の技術を現代に復刻させようと始動したシルクプロジェクト甲斐絹座(KAIKI-ZA)のメンバーでもあるので、シルク等の開発も行っています。2017年7月にはファクトリーブランド富士桜工房が河口湖にある富士大石ハナテラスにオープンしました。富士山や桜をモチーフにしたネクタイが人気です。これまでWEBショップでお買い求めいただいていたお客様が直接お店にいらしてくださるようになったとか。「商品を作るにも、リスクがある。でも心配していてもしょうがないから『やっちゃえ〜!』の精神で進めてしまう」という山崎さん。織物の製造に困ったら、まずは山崎さんに相談してみてはいかがでしょうか?
住所: 山梨県南都留郡西桂町小沼1696
電話: 0555-25-2010