2023年5月20日(土)小さな工場めぐりツアーレポート!
2023年5月20日(土)に行われた、小さな工場めぐりツアーのレポートをご紹介致します。今回は、田辺織物にて工場見学を行い、その後ネクタイ専門店の羽田忠織物のファクトリーショップをご案内するツアーを開催しました。
今回の開催内容について詳しくはこちらをご覧ください。
最高級の座布団の生地を織り上げる田辺織物
今回も、優しい笑顔が印象的な田辺織物の田辺丈人社長に工場内をご案内いただきました。金襴緞子の仏壇前法要座布団生地や和風柄座布団生地を織っている機屋さんです。田辺織物では主に仏間用座布団のカバーや、和柄座布団のカバーを織っています。
まずは、日本の伝統柄が織られている織物工場を案内していただきました。こちらは、ジャカード織機と呼ばれる、柄を織るための織機です。今は、旅館さんで使われている高級座布団を織り上げているところでした。織機の構造や、柄が出来る仕組みなどを丁寧に教えてくださいました。
お次は、糸についても細かく紹介してくださいました!郡内産地(山梨県富士吉田・西桂町界隈)では、先染めの糸を使った織物が特徴です。好きな色に染めたタテ糸に、好きな色のヨコ糸を使うことで、バリエーション豊かな織物を製造することが出来ます。
工場見学に来てくださったみなさんから質問が寄せられ、和やかなムード!
実際に、綛上げをする様子も実践していただきました。田辺さんの持っている輪っかに束ねられた糸は「綛(かせ)」と呼ばれています。この状態の綛は、一束1万4千メーターでだそうです。これをぐるぐる回る機械にかけて綛分けをします。下にセットしてあるボビンに糸を巻き付けていきます。綛は、機械にかけて下にセットしてあるボビンの糸が巻き付けていきます。なんと、1綛をボビンに巻き終わるのに、4時間もかかるそうです。糸の下準備も一苦労ですね…!
金の平たいラメ糸にも下準備があるそうです。糸がビシっとまっすぐ織れるように、金糸に撚りをかけているそうです。
田辺さんの細やかな心遣いがあるからこそ、このように光り輝く美しい織物が生まれるのですね…!
田辺さん、魅力的な織物が生まれる工場をみせてくださりありがとうございました!
ネクタイブランドHADACHU ORIMONOのファクトリーショップ
お次は、平安時代から継承する技術を現代のネクタイに活かす羽田忠織物にやってきました。クラシックカーやバイクが趣味だという羽田忠織物の羽田正二さんのセンスが存分に散りばめられた空間にうっとり!ファクトリーショップには、オシャレなネクタイがズラリと並んでいます。
ファクトリーショップには、インベーダーゲームやミニカーなど、男心をくすぐるお楽しみがもりだくさん。ワクワクが止まりません!
キッズのための蝶ネクタイなど、子どもたちも楽しめるショップ。是非遊びに行ってみてくださいね!
2023年5月20日(土)小さな工場めぐり
田辺織物
住所: 山梨県富士吉田市富士見4丁目6−45
最寄駅:葭池温泉前駅(富士急行線)
羽田忠織物 HADACHU ORIMONO
住所: 山梨県富士吉田市上暮地3-7-26
最寄駅:寿駅(富士急行線)
来月の2023年6月17日(土)に小さな工場めぐりTOURでは、舟久保織物&GOOD OLD MARKETにお連れしますので、是非遊びにいらしてくださいね!