2023/1/21 小さな工場めぐりツアーレポート!いざ、田辺織物へ。(後編)
前編では街歩きを楽しんだ御一行。今回はメインである田辺織物に向かいます。
ハタ印のロゴマークの赤い旗が「小さな工場めぐり」がオープンしている印。奥に進むと田辺織物の入り口があります。
この年季が入った看板と手書きの看板、両方好きです。
中に入ると、私のハタオリマチ日記のポスターが飾ってありました!
田辺織物は、仏前座布団のカバーを織る機屋さんです。お坊さんがお寺で金ピカの糸で織られている座布団に座っている座布団は、もしかしたら田辺織物で織られた織物の可能性大!です。
伝統的な日本の紋様の生地がたくさんストックしてあります。見応え抜群!
私も知らなかったのですが、座布団て正方形じゃないんです。しかも夫婦判や、茶席判など細かく分かれています。
田辺さんの工場見学は生地を織られている様子以外も見どころ満載です。
丁寧に、なおかつ独自に整理された道具がなんとも愛おしいのです。
インタビューしながら工場見学スタートです。
田辺織物さんについてはこちらで詳しくご説明させていただいております。
こちらにも私のハタオリマチ日記のポスターが。うれしいです。
これはもしかして、田辺さんが作ったのでしょうか、、それかこんなに小さな竹定規があるのでしょうか‥。可愛すぎます。
丁寧に並べられた道具たち。田辺さんの几帳面な職人っぷりが伺えます。
ここにもまた田辺さんの工夫を発見。マグネット、ここにピッタリのものを見つけたとき嬉しかっただろうなあ。
ハサミ入れは座布団生地で作った手作りのもの。
生地の服を纏った、オイル入れ。3本揃っていて、これもまた可愛い。
年季の入ったパイナップル缶にペンが。こういうものも手作り。実に見応えがあります。
ここもピッタリサイズのカラフルな缶の蓋。絵になります。
こっちは海苔のお吸い物の缶ですね!サイン入りです。
これには驚きました。マチ針は織りあがった生地に絶対残ってはいけないものなので、こうやってちゃんといつも3本刺さっているかわかる針刺です。顔が描いてあります、これ田辺さんが描いたのでしょうか!!
織られる前の金ピカの糸。平ラメと呼ばれており、糸を真っ直ぐ平らに織るために、一度平ラメに撚りをかけてから織るそうです。だからピカッと輝く織物が出来るのですね!
こんなに小さくなるまでチョークを使う田辺さん…もう頭が上がりません!!
あ、また見つけた!短くDIYしたメジャー!
YAMADA!
床には金ピカの糸が星屑のようにキラキラ輝いていました。
隅々まで工夫がいっぱいの田辺織物の工場見学。シャッターが止まりませんでした。
そして最後に、田辺織物さんで金糸を使った伝統的な織物金襴緞子(きんらんどんす)で作る「コップの座布団・コースター」づくり体験をしました!
田辺織物で織ったたくさんの生地の中から好きなものを選びます。
ポリエステルでできてるので、ライターで炙ると、解けなくなるというミラクル!!
穂高くんも挑戦!
思い思いの可愛いコースターができました!
そして最後は田辺織物から近い葭之池温泉 へ。
葭之池温泉は、山梨県病院試験所検定により、アトピーや皮膚病の改善に効果があるとされる創業安政三年(西暦1856年)創業の日帰り温泉です。梁が見える高く開放感のある浴室は、美しい木漏れ日が入るノスタルジックな空間で、旅の疲れを癒やしてくれます。縁側では猫がくつろぎ、ゆっくりとした時間の流れる大広間では、うどん等の食事もいただくことができます。
うどんが冷え切った体に沁みました。これにてTOURと、potcastの収録は終わりです。ぜひ富士吉田ツアーのpotcastをお楽しみください!