2025.10.08
ハタオリマチから時空を超えて土星の環へ 黒板物語『環の国にて』、ハタフェス初日にリリース
ハタオリマチから、新しい物語が生まれました。
黒板に描かれた45の絵と言葉が、未来の土星で生きる少女レアの物語を紡ぎます。
その中心にあるのは、かつてハタオリマチで使われていた小さな〈シャトル〉。
300年の時と空間を超え、レアの宝物となり、やがて人々を結ぶ鍵となります。
未来の土星を舞台にしながらも、その奥に響くのは過去から続くハタオリマチの時間。宇宙とハタオリとが交差する唯一無二の世界観で、いまを生きるハタオリマチの姿そのものを映し出す物語となっています。
いまと未来をつなぐハタオリ物語『環の国にて』は、ハタオリマチフェスティバル初日の2025年10月18日(土)に、MOKUHON PRESSより発売されます。

黒板当番として2014年から活動している五十嵐哲也さん
著者の五十嵐哲也さんは、ファクトリーブランドが集まってできたヤマナシハタオリトラベルの商品が並ぶ、富士山駅Q-STA内のMILL SHOPの入口に、2014年から月に1~3枚ペースで黒板アートを描いてきました。全国各地にファンも多く、毎年ハタオリマチフェスティバルで展開しているブースも大人気です。当然我々ハタ印のメンバーも黒板当番さんの大ファンであり、新しく描かれる黒板を楽しみにしている一員です。今回の出版は自分たちの事のように本当に嬉しく、ハタオリマチに興味のある方にもぜひご覧になっていただきたいです!今までの活動は黒板当番さんのinstagramでチェックしてみてくださいね。
また、出版に合わせて『環の国にて』の黒板アートも公開。ハタオリマチフェスティバルで実物を見ることが出来るチャンスがあるかもしれません。今回出版される『環の国にて』と合わせて御覧ください。

富士山駅Q-STA内のMILL SHOPの前にて

『環の国にて』の最初のシーンを描いた黒板アート

シーン全45枚のあとで描かれたキービジュアル黒板アート
著者の五十嵐哲也さんよりコメント:
「ハタオリマチに関わる人たちが積み重ねてきた時間が、この黒板物語を通じて未来につながっていったら嬉しいです。」
[あらすじ]土星の〈環の国〉で育ったレアは、ある発見をきっかけに、この世界に隠された秘密へと近づいていく。やがて人類社会を揺るがす事件に巻き込まれる中、先祖から受け継いだ〈シャトル〉が遥か遠く離れた人々を結びつけ、未来へと道をひらいていく。
環の国にて Life in the Rings of Saturn
発売日/2025年10月18日 第1版第1刷発行
販売/ハタフェス会場・黒板当番ブース(中村会館)、ロンタン、絹屋商店、YOMU(韮崎市)、MOKUHON PRESS公式サイト、Q-STA Mill Shop ほか
価格/1,650円(税込み)
著者/五十嵐哲也
1968年生まれ、千葉県松戸市出身。2014年より「黒板当番」として活動を開始。主に富士山駅ビルQ-STAのヤマナシハタオリトラベルMill Shopを拠点に、黒板サインボードでチョークアート作品を制作している。本職では織物産業を支援。著作に『トコトコとスペースシャットルの宇宙のハタオリトラベル』(黒板当番名義/富士吉田織物協同組合刊)があり、本書はその姉妹作にあたる。
編集・デザイン/土屋誠(BEEK DESIGN)
印刷・製本/藤原印刷株式会社
体裁/A5判 96ページ
発行所・お問い合わせ先/MOKUHON PRESS
代表 土屋誠 〒407-0024 山梨県韮崎市中央町1-4-32 https://www.instagram.com/mokuhonpress