織物でできた花畑の展覧会 槇田商店
江戸末期創業の槇田商店の大規模展覧会が氷室をリノベーションしたギャラリーFUJIHIMUROで開催中です。細い糸を緻密に織ることで、絵画のような季節の花々を描いた「絵おり」シリーズを中心に展開しています。
東京造形大学テキスタイルデザイン専攻領域との産学協同開発「富士山テキスタイルプロジェクト」で開発した野菜がモチーフのパラソル「菜-sai-」。これまで傘生地で使うことがタブーだったストレッチ糸を用いるなど、チャレンジングな企画で、やまなし産業大賞で優秀賞を受賞した商品。
おみやげコーナーも充実。
若手社員と傘が生まれるまでの工程をボードゲームにして遊べるようにした「槙田の傘ができるまでの120日」も大人気です。プレイヤーは、槇田商店の傘が作られる製造工程を追ってコマを進め、楽しみながらものづくりの裏側を学べるゲームになっています。
実際の織物が貼られた名刺サイズのカード「傘の名刺」も必見です!
槇田商店のものづくりを伝えるために若手社員が考えたアイデアだそうで「織物の生地をもっと気軽に見てもらったり、そばに置いてじっくりみてもらいたい」という想いから生まれたそうです。会場を訪れた方は、お好きな生地を持ち帰ることができます。
いつか欲しいあの傘の生地を持って帰るのはもちろん、展示を訪れた記念や贈り物に添えるのもおすすめです。
織物でできたエントランスの看板も圧巻です!傘生地なので、雨もバッチリ撥水していましたよ!
織物工場による山梨県内での大規模個展は初めての試みです。織物から傘の組み立てまで一貫してつくることのできる世界で唯一の工場「槇田商店」のものづくりを、是非その目でご覧ください。
【槇田商店exhibition】
2021年7月2日(金)〜8月2日(月)
開館日:月・金・土・日
会 場:FUJIHIMURO(〒403-0009 山梨県富士吉田市富士見1丁目1-5)
主 催:槇田商店
企 画:装いの庭
協 力:NPO法人かえる舎/ふじよしだ定住促進センター