2026.10.13

過去最大規模の甲斐絹展!山梨県立博物館で「甲斐絹物語」開催

2026年10月10日(土)から11月30日(月)まで、山梨県立博物館(笛吹市)で秋期企画展「甲斐絹物語」が開催されます。

甲斐絹(かいき)は、明治時代から昭和時代初期にかけて、山梨県の郡内地域で盛んに生産された絹織物です。主に羽織の裏地として使われ、鮮やかな色彩や多彩な柄が特徴。表からは見えない裏地にこだわり、自分らしさを表現するという、当時の人々のおしゃれを支えていました。

今回の企画展は、そんな甲斐絹の歴史やデザインの魅力を紹介する、過去最大規模の展覧会です。

100点以上の資料からたどる、甲斐絹の歴史とデザイン

会場では、山梨県外に流通した甲斐絹が里帰りするほか、甲斐絹を使った羽織や生地見本など、前期・後期あわせて100点以上の資料を展示します。

展示は、甲斐絹のルーツとなった輸入布や郡内絹の紹介から始まり、明治・大正期に発展した多彩なデザイン、衣生活の変化とともに移り変わった甲斐絹の歴史まで、4つの章で構成されています。

なかでも注目したいのは、色鮮やかな生地見本や絵甲斐絹。花や植物、風景などを取り入れた大胆な柄からは、当時の職人たちの高い技術力とデザインへのこだわりが感じられます。

また、甲斐絹が羽織の裏地だけでなく、洋傘の生地としても使われていたことを知ることができます。

※会期中に展示替えがあり、前期は10月10日〜11月3日、後期は11月5日〜11月30日です。

ミュージアムショップやカフェも楽しもう!

展示を楽しんだあとは、ミュージアムショップにもぜひも立ち寄りください。ショップでは、山梨県の織物産地で作られた御朱印帳やストールなども販売されています。また、今回の企画展の図録(税込2,200円)もおすすめ。甲斐絹の歴史や貴重な資料を、展示を見終わったあとにもじっくり楽しめる一冊です。

ミュージアムカフェでは、季節の完熟シャインマスカットのパフェなど、山梨ならではのスイーツも楽しめます。

郡内産地が育んできた甲斐絹の歴史と、当時の人々の自由なデザイン感覚に触れられる貴重な機会。ぜひ山梨県立博物館へ足を運んでみてください。

会期中は、甲斐絹についてより深く学べる講演会や、織物工場の見学会なども開催されます。

講演会「甲斐絹の中の文学・文学の中の甲斐絹」
10月31日(土)13:30〜15:00
講師:五十嵐哲也氏(山梨県産業技術センター 研究管理幹)

かいじあむ講座「衣生活資料から甲斐絹を再評価する~社会と個人と表と裏と~」
11月8日(日)13:30〜15:00
講師:丸尾依子氏(山梨県立博物館 学芸員)
いずれも参加無料、事前申し込み不要です。

また、産地の織物工場を訪ねる社会科見学も企画されています。

– 10月19日(月):都留市編「ほぐし織の傘地が生まれるところ」(受付終了)
– 11月21日(土):富士吉田市編「キラキラの金襴が生まれるところ」(要事前申込)

開催概要
山梨県立博物館 秋期企画展「甲斐絹物語」
会期:2026年10月10日(土)〜11月30日(月)
開館時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
休館日:毎週火曜日(11月3日は開館、11月4日は休館)
※展示室内は撮影禁止です。展示室内の写真は特別に許可を得て撮影しています。

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