2021.12.05

アート×織物展 FUJI TEXTILE WEEK 2021 詳細情報公開


2021年12月10日より、山梨県・富士吉田市を舞台に「FUJI TEXTILE WEEK 2021 – 織りと気配 -」が開催されます。富士山の麓に広がる中心市街地周辺の空き店舗、蔵、旧銀行などを舞台に、16の機屋さんによる織物の展示会と、10組のアーティストによるアート展を展開。アート展のディレクターには南條史生さんをお迎えしています。


「織りと気配」をテーマに、テキスタイルを中心とした地域資源とクリエイティビティを混交し、テキスタイルの創造・普及・活性・継承のためのクリエイションとネットワークを紡いでいきます。

会期中は、アーティストや機屋、スペシャルゲストのトークショー、ライブパフォーマンスなどのプログラムも開催。12月16日以降は予約制のガイドツアーでアート展をお楽しみいただけます。

テキスタイルの新たな魅力や可能性をご堪能いただける、富士吉田市初のこころみです。

◆アート展「Textile & Art 展」
アート展では、「織りと気配」をテーマにテキスタイルからインスピレーションを得てつくられた作品や、機屋との共創による「機屋協力 プロジェクト」によって生まれた作品を展示します。柔らかく、風でなびき、あるいは事物の表目に沿って不定形の形状をえがく織物。この展示を 通して、「堅固な形状を半永久的に維持するはずの彫刻」という概念に対極の、不定形で、しなやかに変化し、ゆらぐ彫刻の可能性を追求します。

◆機屋展示会「WARP & WEFT 展」
WARP&WEFT展では、1000年の歴史を持つ山梨ハタオリ産地のこれまでの歩みと、時代時代に掛け合わせされたアイデア、そこから生まれた生地やプロダクトの数々を展示致します。産地がたどってきた布づくりの多様性や時間軸の長さと深さ、その生地やプロダクトが持つ空気感から、これからの産地やものづくり、未来につながる織の気配をご体感ください。

◆交流プログラム
■トークショー
出展アーティストと機屋とのクロストークをはじめ、まちづくりや、空き家再生、ワーケーション、グローバルトークなど、これまで富士吉田に関わってきたコミュニティを集めてトークショーを展開します。
■ライブパフォーマンス
「東京影絵」で多く知られるアーティスト、川村 亘平斎氏の即興パフォーマンス企画に機屋が参加します。光と影と音楽の幻想的な空間の中で、産地の歴史や今を語る対話が芸術表現となる唯一無二のライブパフォーマンスです。
■レイトタイムミーティング
富士吉田の中心市街地にある観光スポット「西裏」地域の飲食店と提携して、イベント関係者やイベントに訪れた人々が集うバーが夕方18 時から21 時まで運営されます

富士吉田市で紡がれたテキスタイルの歴史と新たな取組みを、芸術祭という形で体感出来るハイブリットなイベントとなっております。バイヤーさんやデザイナーさんに限らず、テキスタイルを通して富士吉田という街を是非みなさんの体感していただければ嬉しいです。

【出展機屋】
オヤマダ、エルトップ、川栄、滝口織物、田辺織物、テンジンファクトリー、羽田忠織物、光織物、舟久保織物、フジチギラ、前田源商店、槙田商店、武藤、宮下織物、渡明織物、Watanabe Textile

【出展作家】
今井俊介大巻伸嗣奥中章人郡裕美児玉麻緒高須賀活良髙畠依子手塚愛子西尾美也maison 2,3

■機屋協力プロジェクト
アート展示の1プログラムとして、アーティストと機屋が共同で作品制作を行います。織物の町、富士吉田市だからこそ実現した本プロジェクトを通して、テキスタイルとアートの役割や機能を問い、新たな可能性を探ります。

南條史生(ディレクター)
慶應義塾大学経済学部(1972年)、および文学部哲学科美学美術史学専攻(1977年)卒業。国際交流基金(1978~1986年)等を経て、2002年より森美術館副館長、2006年11月から2019年まで館長をつとめる。2020年1月より特別顧問。過去に、ヴェニス・ビエンナーレ日本館(1997年)および台北ビエンナーレ(1998年)のコミッショナー、ターナー・プライズ審査委員(ロンドン、1998年)、横浜トリエンナーレ(2001年)、シンガポール・ビエンナーレ(2006年/2008年)アーティスィック・ディレクター、茨城県北芸術祭(2016年)総合ディレクター、ホノルル・ビエンナーレ(2017年)キュラトリアル・ディレクター、北九州未来創造芸術祭-ART for SDGs-(2021年)ディレクター等を歴任。森美術館にて自ら企画者として携わった近年の企画展に「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」(2019~20年)がある。著書に「疾走するアジア―現代美術の今を見る」(美術年鑑社、2010年)、「アートを生きる」(角川書店、2012年)等がある。ICOM(国際博物館会議)及びAICA(国際美術評論家連盟)会員。

[参考図版] 手塚愛子《Loosening Fabric #6 (Entangled)》 photo:Stephen White

[参考図版] 奥中章人《INTER-WORLD/SPHERE: The three bodies》
photo : 白木世志一 提供 : 北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs

[参考図版] 大巻伸嗣《トキノカゲ》 photo : 副島 泰平

詳しい情報は、公式サイトをご覧ください。

■開催概要
名称:FUJI TEXTILE WEEK 2021 – 織りと気配 –
 機屋展示「WARP & WEFT展」2021.12.10(fri) – 12.12(sun)
 アート展「Textile & Art 展」2021.12.10(fri) – 2022.01.09(sun)
 ※12月16日以降、アート展をガイドツアー形式で開催いたします。
 詳しくはウェブサイトをご覧ください。
休場日:2021年12月13~15日 /12月20~22日/12月27~2022年1月5日
時間:10:00-16:00
会場:山梨県富士吉田市下吉田本町通りおよび地域の機織工場

機屋展示「WARP & WEFT展」住所
山梨県富士吉田市下吉田3丁目5−16(旧スルガ銀行)

観覧料:無料.
公式サイト:https://fujitextileweek.com/
※新型コロナウイルス感染症対策については公式サイトをご覧ください。

主催:FUJI TEXTILE WEEK 実行委員会
後援:山梨県富士吉田市
協力:エヌ・アンド・エー株式会社 / 株式会社ロフトワーク  / FabCafe LLP /
株式会社ワンオー / 株式会社渡東 / 白百合醸造株式会社 /
本町二丁目商店街 / 本町三丁目商栄会 / 本町大好きおかみさん会  / ハタオリマチのハタ印

※本プロジェクトは文化庁「上質な観光サービスを求める旅行者の訪日等の促進に向けた文化資源の高付加価値化促進事業」採択事業です


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富士吉田市・西桂町までのアクセス

  • 東京から電車
    富士吉田市へ
    新宿駅-(JR中央本線1時間40分、特急60分)-大月駅-(富士急行線50分)-「富士山駅」「月江寺駅」「下吉田駅」
    西桂町へ
    新宿駅-(JR中央本線1時間40分、特急60分)-大月駅-(富士急行線35分)-「三つ峠駅」

    東京から高速バス
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    バスタ新宿-(中央高速バス【新宿~富士五湖線】1時間45分)-「中央道下吉田バス停」または「富士山駅バス停」
    西桂町へ
    バスタ新宿-(中央高速バス【新宿~富士五湖線】1時間40分)-「中央道西桂バス停」

    東京から車
    富士吉田市へ
    東京-(中央自動車道90分)-河口湖IC
    東京-(東名高速道路90分)-御殿場IC-(国道138号山中湖方面20分)須走IC(東富士五湖道路25分)-富士吉田IC
    西桂町へ
    東京-(中央自動車道80分)-都留IC-国道139号線富士吉田方面20分