2025.11.13

コニカミノルタ株式会社さんのハタオリマチの工場めぐりレポート


遡ること7月末、八王子にオフィスを構えるコニカミノルタ株式会社の産業印刷事業部および事業企画グループの皆さまが、ハタオリマチの工場見学にお越しくださいました。

以前よりお付き合いがあり、折に触れてこの産地の織物産業についてお話ししていたところ、関心を寄せてくださり、今回の訪問が実現しました。
まずは、山梨県産業技術センターに集合し、甲斐絹、郡内産地の織物、最近の技術で開発された織物、ジャカード織機とドビー織機など産地を俯瞰していただく見学となりました。

山梨県産業技術センターの五十嵐さんの特別講義を受けていただき、今年新しくなった山梨県産業技術センターを見学しました。

開発事業の皆さまならではの、とってもマニアックで技術的な質問が飛び交い、我々もタジタジでしたが、五十嵐さんや秋本さんのおかげで有意義なセッションを行う事ができました。

山梨県産業技術センターのあとは、吉田のうどん「源氏」で食事をし(写真がなくて残念!)座布団の生地を織っている田辺織物さんに向かいました。座布団生地のことはもちろん、実際にジャカード織機を動かしていただき、織られている様子を見学していただきました。

ジャカードという仕組みを理解するまで質問が飛び交い、私達も改めて知ることがありとても勉強になりました。

田辺さんは工場がとても整頓されています。道具も使いやすいよう整理されていて、端から端まで見応え十分です。

その次はほぐし織の舟久保織物さんへ。

新しくできたほぐし織りのレインウエアを試着。とってもお似合いです♬

ほぐし織という言葉を初めて聞いた方も多く、織るところから、染場まですべての工程との説明、そして実際に仮織りの糸を引き抜くという、緊張感のある体験もしていただきました。

舟久保さんのトレードマークである、耳掛けハサミ!

最後に集合写真!
写真には残っていませんが、富士吉田に来ていただいたらぜひ寄っていただきたい北口本宮冨士浅間神社や、富士山駅にある、産地の商品を買うことが出来るミルショップに立ち寄り、実際に一日見てきた織物が商品になる様子もリサーチしていただきました。他の地域に比べると涼しいと言われる富士吉田も、この日は容赦ない日差しに包まれていました。それでも、工場のあちこちでは、その暑さを上回るほど熱のこもった対話が交わされ、ものづくりへの思いが響き合う、実り多い一日となりました。


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